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寒いだけですまない冗談
2011年12月13日
すがぬまです。
冗談というものは、料理に使う調味料のように会話の流れを引き立てたり、場の雰囲気を和ませたりする効果があります。
欧米の政治家や会社のトップなどは、気の利いたジョークが言えることがステータスであり、パーティーに出席する際は、常に幾つかのネタを仕込んでいる人もいるそうです。
うまい冗談が決まると周囲は爆笑の渦となり、言った本人も快感になります。
しかし全くイケてない冗談を聞かされるのは苦痛です。
友人のギャグが滑ったときは、正直に「つまんないよ」とビシッと言えるのですが、上司、お得意様、お義父さんなどの寒い冗談には、白々しくても好意的なリアクションを返さないといけないのが辛いところです。
プロの芸人だと、あまりにギャグが滑りまくると、お客様からヤジが飛んできたり、人気が落ちてギャラが下がるというような深刻な問題となります。
また、ときたまあるのが政治家や自治体の首長、企業や教育関係者のトップなど社会的に高い地位にある人が、とんでもない冗談を言って、謝罪や場合によっては更迭や辞任に追い込まれるという情けない例もあります。
それでは、私達一般人はどんなに冗談が滑っても問題はないのでしょうか?
そんなことはないですね。
TPO(死語かな?)を誤れば、大変なことになるという例が、今回ニュースとして報じられました。
12/11夜、羽田空港で出発前の新千歳行エア・ドゥ37便の機内で、客室乗務員が手荷物を頭上の荷物入れに入れようと手伝っていたところ、乗客の30代の男性が「手荷物に爆弾が入っている」と話した。
同社はすぐにこの男性を降機させ、警察に通報した。
手荷物を含む機内に爆発物はなく、定刻から1時間遅れで出発した。
空港や飛行機といった安全に対し極めて高い注意が払われている場所では、軽率な発言が重大な結果を引き起こすことがあります。
過去には飛行中の機内の中で、客室乗務員に紙袋を見せ「爆弾だ」と冗談を言い、空港に引き返したという例もあります。
入国審査や税関でも変な態度や冗談は禁物です。
私も一度だけ、国際線で帰国した時に空港の税関で、「まさか麻薬なんてやってないでしょうね?」と真顔で質問されたことがありました。
極めて冷静に「とんでもありません」と答えましたが、こういう時に曖昧な返事をしていると不信感を持たれ、カバンの中身を全部見せる羽目になりますし、ましてや変なギャグで答えたりすると、別室に連れていかれて身体検査をされるそうなので注意が必要です。
それでは、また。
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