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ピンキリ語学教材
2011年12月08日
すがぬまです。
経済のグローバル化や企業の海外進出などで、語学の需要が高まっています。
電子辞書も複数言語に対応しているというのが、もはや当たり前になってきました。
英語に加え、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語のどれか1つに対応しているものをよく見かけます。
これまでに英語ブームというのは何度かあり、少し前の英語バブルがはじけた後は、大手スクールが立て続けに倒産したのが大きなニュースになりました。
それでも英語は第一外国語という確固たるポジションであり続けています。
英語とややマイナーな言語を比較すると、市場規模が桁違いに違うというのが、以下のような具体例で実感できます。
英語
・テキストには、プロのイラストレータによるカラーのイラストが満載。
・イケメンモデルを雇い、ちゃんとしたスタジオで撮影した写真。
・ミッキーマウスや映画「タイタニック」のシーンなど、高額の版権料が必要な画像を使用。
・紙質良し、装丁良し、見出しやフォントも凝っている。
マイナー言語
・全てモノクロのイラスト。
着物を左前に着た人物など、執筆スタッフが片手間で描いたと思われるものもある。
・ワープロ原稿的なページ。若干誤植有り。
・紙質はオフィスで使う普通紙に近い。
・ある教材のDVDを視聴すると、
雑居ビルにあるような教室をホームビデオで撮影。
咳払いや救急車の音が入る。
これが大手の英語教材なら、スタジオで俳優が登場すると思われる。
このように手作り感が伝わってくる教材ですが、まあ入門レベルをざっと学習するには実用上の問題は無いと思います。
しかし、本格的に学習する場合は、例えば辞書一つとってみてもいろいろ不便さを感じます。
そもそも、その言語に対応している電子辞書がない場合があります。
あったと思っても、挨拶程度の会話文があるだけで肩透かしを食らった方もいるはずです。
紙の辞書も種類が少なく、英語に比べると確実に割高です。
内容も単なる用語の説明だけで、派生語の紹介や例文が貧弱であることも少なくありません。
ただこういった不利な点は改善されつつあります。
近年はインターネットの発達で、世界中の多くの文書に触れる機会が増え、同時にパソコンも高機能化したため、いろいろな文字を表示することが可能となりました。
ネット上の辞書というのもあります。
昔は重くてかさばる紙の辞書を持ち歩き、ラジオの放送をカセットテープに録音するという方法で学習されてきた方が、少なくとも英語については、今はものすごく便利で幸せとおっしゃっていました。
私も紙の辞書から電子辞書に替えて、以下の点で良かったと思います。
・重量と体積が減ったことによる携帯性の向上
和英と英和があのサイズに凝縮されたのは感動です。
・一部の文字を*にした、あいまい検索
電子機器ならではの使い勝手です。
・英和←→和英だけでなく、国語辞典との連携操作
・あまり使う機会がなかった漢字辞典も結構活用するようになった(副次的効果)
デメリットと言いますか少し心配しているのが、少数のメーカーによる寡占化が進み、内容が画一化されてしまわないかという点です。
まあ私のレベルなら、あまり心配することもないかもしれませんが。
こんなに便利になったのに、さらに「英語は勉強しなくても話せるようになる」とか「聞き流すだけでバッチリ」などと嘘っぱちを触れ回る宣伝がありますので注意が必要です。
それが本当なら、誰でもペラペラになってるはずです。
一般的なハウツー本で「たった○○で、バッチリ△△」といった、調子のいい安直タイトルをつけているものには、ろくな物がないことからも明らかです。
それでは、また。
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