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魚の切り身しか食べない現代人
2011年11月30日
すがぬまです。
今回の東京モーターショーで、トヨタが「86(ハチロク)」というスポーツタイプの車を一般にお披露目する予定です。
昔、若者の間で人気だった後輪駆動の名車、レビンとトレノのエンジン形式が86と呼ばれていたので、今回はそれを正式な名前にして買ってもらおうという魂胆、もとい戦略です。
若者のクルマ離れと言われて久しいですが、「○○離れ」というのはいろんな方面に波及していて、例えば肉を食べない草食系男子は「肉離れ」ということになるのでしょうか?
大変痛々しい表現ですが(汗)、最近は肉だけでなく魚も結構敬遠されてしまっています。
魚の中でも依然として人気があるのは、回転寿司やスーパーのお刺身パックです。
また、揚げ物でもカツやコロッケに続いて、骨なしで便利な魚のフライは売れています。
ホカ弁で一番庶民的な値段の、のり弁当には定番のおかずですね。
ところがこれが骨がついた魚だと、購入にたちまち消極的になってしまう人が少なくないそうです。
スーパーで予め内臓を取って焼き上げた、サンマ1尾のパックが売っています。
これなんか買ってきて、即食べられる状態なのに、要は骨を取ったりひっくり返したりするのが面倒だからイヤなんでしょうね。
もしかすると仮に骨がなくても、しっぽや背ビレの近辺から身を剥ぎ取ることや残った頭を生ゴミとして捨てるのが面倒と感じているかもしれません。
そうすると、ぶり大根に入っているアラなどは、大小様々な骨が混じっているので、面倒くさ過ぎて食べる気が全く起きないでしょう。
また、お気軽に食べられるよう加工された切り身だけを見慣れてしまうと、皮やヒレ、目玉やよく分からないゲル状のかたまりを見て、気持ち悪く感じるかもしれません。
むき栗やカットフルーツといった、煩わしい作業を不要にした商品は、購買意欲を高めようと知恵を絞った結果であり、否定するつもりはありません。
人間という知的生物は常に改善を心がけ、今この瞬間も世界の至る所で快適な生活ができるよう日々検討を重ねています。
ただ皮肉なことに、その結果ズボラな方向に人間を導いてしまう場合もあるということです。
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私も食べるのが煩わしいと思うものは確かに存在します。
昔、シジミの味噌汁を食べた時、沢山の身を1つ1つ殻から取り出すのに苦労した覚えがあります。
周りの方も途中で断念した方が多く、大変申し訳ないと思いながらも、途中からお汁だけを頂いたことがあります。
(シジミを入れすぎだったと思うんですけどね)
それでは、また。
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