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殺伐としたレジカウンター
2011年09月23日
すがぬまです。
日本人は行列が好きな民族と言われることがありますが、本当にそうなんでしょうか?
新しいゲームが発売されるので徹夜で並んでいる人が、テレビ局のインタビューに答えているのを見ていると確かに嬉しそうです。
当たり前のことですが、これは状況によりけりなんですね。
スーパーのレジ待ち行列の真っ只中にいる人は、かなりの確率でイライラしています。
レジ待ち行列なんて7~8人ぐらい並んでいたとしても、実際に待つ時間はそんなに長くありません。
あのじわりじわりと前に進む感じ、他の列と自分の列のどちらが速いかを比較してしまう気持ち、要は人間の心理的な部分の影響が大きいんだと思います。
マーフィーの法則といって、世の中の出来事はいつも自分に不幸な方向に進むというユーモアに満ちた経験則があります。
でも冷静に考えると、例えば自分の列と左右の列でどれが一番速いかの確率はそれぞれ1/3のため、自分の列が一番ではない確率 (「あ~列の選択失敗した」と思ってしまう確率)は、2/3という確率です。
つまり特別不幸でもなんでもありません。
このイライラ感はレジ直前に近づいた際、最大値に達します。
店員の商品のあつかい方に無駄はないか、客の方も効率的に支払いを済ませるかを厳しい目で注視してしまいます。
某所のスーパーで、あるご婦人がシモ2ケタの小銭を正確に出そうとしましたが、結局足りなかったので改めて札を出していました。
チッ
直後に並んでいた中年男性が舌打ちをしました。
「俺は早くビールを飲みたいんじゃ!」
という字幕が周りの人々の視界に飛び込んできます。
なんか殺気立ってますね。
そういう圧力をかけておきながら、ご本人は合計金額を告げられた後、おもむろにポケットから財布を取り出し小銭をジャラジャラと探し始めました。
(あらかじめ準備しておいて欲しいな・・・)
しかも受け皿の上にサイコロを投げつけるようドバっと出し、レジ打ち店員が確認しやすいよう並べるといった配慮が微塵も感じられません。
可哀想に店員が確認しているその間も、5円玉が2枚あったので10円と交換すると言い出すなど、背後にこのお兄さんのクローンが並んでたら最低3回は舌打ちされてたと思います。
ようやく私の番になったと思ったら、レジに戻ってきて
「あーやっぱり割り箸も2膳ちょうだい」
さすがの私も舌打ちをしたくなったのですが、胸ぐらを掴まれるのは避けたいため両手のこぶしを握りしめて怒りを沈めました。
そして私もおもむろにポケットから財布を取り出し、、、
いえいえ既に準備していたカードを取り出し、さっと済ませました。
カード払いって素早くていいですよね。
気配りで自分から「箸は要りません」と申し出たのですが、言った直後にさっきの男性に聞こえてたらどうしようかと少し気になってチラ見すると、背中を掻きながら携帯で話していたので事なきを得ました。
こういった問題も行動心理学とかを研究している、ナントカ教授あたりから改善アイデアを出してもらえないでしょうかね。
私としては、レジ待ちの人は後ろ向きに並び、衝撃緩衝材のプチプチを渡すぐらいしか思いつきません。
それでは、また。
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