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誰しも持っている固定観念
2011年11月02日
すがぬまです。
何気なく文房具売場に陳列されている商品を眺めていると、クレヨンに目が止まりました。
少し前にネットでポリティカル・コレクトネスに関する記事を読んだことがあり、それを思い出したからです。
今のクレヨンは、私が子供の頃使っていたのと1つ違いがあります。
「はだいろ」がありません。
その代わりに「うすだいだい」か「うすやまぶきいろ」といった名前の色があります。
要は昔のはだいろ相当の色です。
公平な表現を使おうというポリティカル・コレクトネスは、一部では言葉狩りだと言われたりしますが、固定観念を持っていたことに気づかせてくれることもあります。
私は子供の頃だけでなく、大人になってからも「はだいろ」という色の名前に疑問を持ったことはありませんでした。
あるとき、小学生とこのことについて話していると、今は太陽もいろんな色があることを教えられているそうです。
昔なら先生から注意されてしまいそうな、黄色やオレンジ、白や金色で描いても認めてもらえます。
今後、日本人も赤い太陽は夕方か夜明けという考えが広まっていくんでしょうね。
程度の差はあれ固定観念は誰しも持ちあわせています。
スポーツクラブのパーティーで中学生の女の子と話した時に、まあ彼女ならジャニーズ系のタレントが好きなのかなと思って話を振りましたが、その手の楽曲は騒がしくて全く関心がないとのことでした。
あまり音楽は聞かないのですが、ユーミンや今井美樹さんなら好きなんだそうです。
一方、彼女の方も固定観念は持っており、私が、ゴルフ、競馬、お酒、野球のどれかのジャンルには関心があるのではないかと思っていたそうです。
残念ながらどれも馴染みの薄い話題です。
お酒はほとんど飲めないので、年1回ぐらいしか飲まないと言うと、自分の父親と比較したんでしょうか驚いていました。
彼女は更に続けます。釣り、パチンコ、焼肉、将棋、株、車、
かろうじて最後の車には少し興味があるので、わずかにかすったというところでしょうか。
(ただし車は持っていませんし、ほとんど運転することもありません)
流石にここまで連続で外れるのは、彼女の質問が典型的なステレオタイプということではなく、私が結構標準から離れた位置にいることを示しているのかもしれませんね。
一般論として、人間はいろんな情報や学習結果で予想を立てるという知的動物が故、固定観念を持ってしまうこともあると思います。
関西人はこうだ、アメリカ人はこうだなどというのを時々聞きますが、少なくとも10人ぐらいの事例でもって判断すべきです。
以前、日本人ならあまり会う機会のないマダガスカル出身の方と宴会をご一緒したことがあります。
同席していた会社の同僚が翌日「マダガスカルの人は◯◯だ」とその国の国民全てについて言及してしているような発言をしていました。
アンタ、たった1人に会っただけですよ・・・
それでは、また。
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